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お母さんお父さんの不登校手記001_「今を生きる」

不登校手記001キャッチ

みなさん、こんにちは。たより編集部です。

今回は、お母さんお父さんから届いた手記をご覧ください。

「子どもが不登校になった」

そんな”まさか”の出来事にでくわし
様々な苦労を経験してきた
お母さんお父さんが全国に大勢います。

時間を経て、多くの人と出会い
様々なことを学び、感じてきたからこそ
伝えたいことがある。

そんな先輩たちの手記です。

1人でも多くの、今も悩むお母さんお父さんに届きますように。
そして微かでもいい。
みなさんの心に、安心や希望が宿りますように。

Aさん(お父さん) /栃木県栃木市・子ども2人(男子、女子)

子どもが突然学校へ行かなくなった

どうしよう

俺の目の前が一瞬でまっくら闇になった
俺はこの先どうすれはいいのだろう
誰にも相談できない
どうすればいいんだ
一体どうすればいいんだ
本当になんの手がかりもない

俺の妻はいつも死んだような顔をしている
あんなに元気だったのに

俺の子どもはいつも死んだような顔をしている
あんなに元気だったのに

俺もいつも死んだような顔をしている
あんなに元気だったのに

どうしよう どうしよう

何もできない
なんの手がかりもない
そんな地獄のような日々が続く

このままではいけない
どうにかしなければ

悩んだあげく ある人に相談した

「うちの子が学校へ行かなくなった。どうしたらいい」と

ある人は助言してくれた
「親の会ってのがあるけど行ってみたら」と

俺はワラにもすがる気持ちで親の会へ足を運んだ

俺はその時、目がくらむような衝撃を受けた

親の会の人達はみんな明るい
しかもみんな笑顔

ありえない
この人達は頭がおかしいんじゃないかとさえ感じた

だってそうだろう
自分の子どもが学校へ行ってないんだよ

ありえない
それに比べて俺はどうだろう

俺はもう何日も笑っていない
言葉も発していない
妻は離婚しようと言ってくる

もう死にたい
もう消えたい
どっか誰も知らない遠い場所へ行きたい

子どもも時々死にたいと言ってくる
俺はなんてダメな人間なんだ
俺は最低だ

俺は妻の話、子どもの話を聞くことしかできなかった

とりあえず全部受け止めようと思った

「ここで俺がつぶれるわけにはいかない」
そう心に自分に言いきかせ、親の会に通うことにした

少しずつ、ほんの少しずつだけど自分の中で変化してきた

子どもが学校へ行っていない
ただそれだけのことだと
あとは何も変わっていない
家では元気だと
それでいいと思えるようになった

すべて親の会のみなさんのおかげ
本当に感謝

これからは親の会の存在を
全国に広めていきたい

子どもが学校へ行かなくて、苦しんでいる親御さんがたくさんいる
俺はその人達を全員助けたい

今、俺の子どもは学校へ行かなくなり、2 年の月日がたとうとしている
今では子どもも妻もすごく元気
毎日が楽しい
生きてて最高と言っている

学校へ行ってないという事実は変わらないけど、家族のモチベーションが全然違う

今はみんなハッピー
それでいいんだと思う

楽しければそれでいいんだと
みんなに伝えたい

家族はハッピー
だけど時々おじゃまむしが入ってくる

学校の先生、行政、
おじいちゃん、おばあちゃんが
口を出してくる

この先どうするの?

いつになったら学校へ行くの?

将来は?

そんなの知るか!
今が元気ならそれでいいじゃないか!
明日の事は考えるな!
今が元気ならそれでいい

世間の人に言いたい

今を生きろ!


記事協力:コドモノミカタねっとわーく

手記を募集しています

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
どのように感じられたでしょうか。

みなさんの中に、子どもの不登校に悩む全国の保護者の方へメッセージを届けたいという方はいませんか?
よければ、力を貸してください。

一番つらいのはひとりぼっちでいるとき。
身近に誰も味方がいないとき。
誰も理解してくれる人がいないとき。

でもそんな状況でも、こうした全国の経験者がメッセージを届けてくれたら。
それはひとりぼっちの”そのひと”にとって、大きな大きな希望になると思います。

我慢していた涙を流すことができるかもしれません。

「もう少しやってみよう」と一歩踏み出すきっかけになるかもしれません。
「わたし、よく頑張ったよね」と自分を許すことができるかもしれません。
子どもの表情に目を向けることができるようになるかもしれません。

ぜひみなさんの力を貸してください。

かっこいい文章を書こうと思わなくていいんです。
素敵な文章を書こうと思わなくていいんです。
ありのままの、等身大のあなたの言葉を、ぜひ届けてください。

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