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【企業向け】5人に1人が不登校離職!? あなたの職場の、子育て中のスタッフのお悩みを、私たちがLINE相談で解決します。

私たちが目指すもの

はじめまして。栃木県を拠点に活動しているNPO法人キーデザインです。私たちは、不登校・子育ての社会課題解決に取り組んでいる、2016年に法人化したNPOです。

孤立せずに子育てに取り組むことのできる社会。
子どもも親も安心して、自分の生きたい道を歩める社会。

私たちは”不登校顧問制度”事業を通して、上記のような社会を目指します。

なぜこの事業に取り組むのか

不登校の子どもは10年連続増加。”社会”はどう親子を支援すべきか。

文部科学省の調査では、不登校の小中学生は10年連続増加、2022年度には全国で約30万人がなんらかの事情があり学校に登校していないことがわかっています。あるNPOの調査では、13%の子どもたちが隠れ不登校(登校はするが別室登校/毎日放課後だけ登校している/「毎日嫌々ながら登校している」など)であることがわかっています。不登校、隠れ不登校を含めると、なんと子どもたちの5人に1人が不登校(になる可能性がある)であることがわかりました。

子どもの不登校をきっかけに休職・退職する『不登校離職』が社会問題に。7割の保護者の仕事に影響あり。

退職17.6%、休職7.2%、遅刻・早退・欠勤が増えた37.5%
実は子どもの不登校をきっかけに、7割の保護者の仕事に影響が出ています。仕事を辞めることで、社会とのつながりが絶たれ孤立、子どもと2人きりで家にいることで親子の関係性が悪化することもあります。

この内容は、Yahoo!ニュースにもとりあげられました。
「子どもの不登校をきっかけに7割の親の仕事に影響あり 5人に1人が離職を決断 収入が減った家庭は約4割に」

また保護者の9割以上が心の不安定さを訴えている。内訳は、うつ病、不安障害、統合失調症など何らかの心の病の診断を受けた/診断は受けていないが、医療機関やカウンセリングに通いはじめたなど。

つまり、子育てをする多くの親御さんたちが、お子さんについて悩みを抱えているということになります。

サービス『子育てのほけんしつ』の概要

いつでも、何度でも相談可能な窓口。
子どもとの関わり方、家族関係、学校とのやりとり、支援機関のご案内など、なんでも対応します。

相談員は、子どもが不登校を経験したことのあるお母さんや、教育機関での仕事経験のある方など。また、チームには公認心理士、作業療法士もいます。

「不登校」はあくまで”状態”です。

不登校の背景にさまざまな問題を抱えているケースも多くあります。(夫婦の不仲、親のうつ病、発達障がい、DV、経済的困窮、いじめ、LGBTQ、依存症、ヤングケアラーなど)

そうした困り事に対応する支援機関を紹介、連携して親子のサポートにあたります。

お子さんがいる方はどなたでも、子どもの不登校で悩む可能性を持っています。
自分の子どもが不登校になったときにどう対処すれば良いか…
職場の同僚、知人友人、親戚、そしてお客様、そんな大切な方々が親として子どもの不登校に悩んでいるのを知ったとき、どう接して良いか…

私たちが子どもとの接し方や、そうした悩む親との接し方ををお伝えします。
「困っている人」に寄り添える社員が増えると、職場の心理的安全性も高まります。

なぜ”不登校離職”が起こるのか【メカニズム開設】

望まない離職。葛藤の中で選ぶ「子どものため」の決断。

子どもの不登校を経験した保護者にアンケートをとると、仕事への影響があったと答えたのは約7割にのぼりました。

なぜ”離職”を選んだのか聞いてみると、こんな声が届きました。

 小学生姉弟3人が不登校となり、さすがにそれぞれに付き添いや対応が働きながらは難しく、早退欠勤が増え、職場に理由を伝える辛さなどでどうにもならなくなってしまった。 収入が減るのは苦しいが、子どもの側にいなくてはとも考えていたこともあり退職を選びました。

行き渋りが始まってから、遅刻や欠勤が増えました。ある程度融通の効く仕事だったこと、また上司の理解もあったため、1年ほどはその状態で仕事を続けました。完全に不登校になってからは、さらに遅刻、欠勤が増えました。思うように仕事を進められず、職場に申し訳ない気持ちと、小学生の子どもを家に1人置いていく罪悪感を持ちながら過ごしていました。経済的なこと、職場環境や条件が良かったことを考えると辞めたくはありませんでしたが、これ以上子どもを1人にしてまで仕事を続けることはできないと思い、子どもと過ごすことを優先して、退職しました。

遅刻早退を繰り返し有給を使い切りました。職場への連絡や謝罪、学校とのやりとり、子どもの対応等で、精神的にもやりきれないと思いました。休職することへの不安もありましたが、目の前のことに対処することで精一杯でとりあえず休んだのですが、好きで始めた仕事を休む悔しさ、何で旦那ではなく私が休まないといけないのかといった悔しさも大きかったです。将来への経済的な不安はそのあと考えるようになり、当時の判断が正しかったのか…現在も悩みは続いています。

職場や仕事関係者に相談をしたことがある方に、その相談の満足度を確認すると以下の様な結果が出ました。5段階評価でちょうど真ん中の「3.00」です。相談相手が子育て経験者であるかどうか、また子どもの不登校を経験したことがあるかどうかで、満足度のギャップが大きく出ました。

職場内でも共感を得られず孤立、子どももどんどん苦しんでいく様子を見て、苦渋の決断として仕事から離れるという選択をします。

会社内では

仕事のモチベーションの低下
「パソコンを前に、涙が止まらなくなってしまって」「会社に行ってもずっと子どものことで頭がいっぱいなんです」そんな声が多く届きます。

職場内での相談時間の発生
社内で、同僚や上司へ相談するということも出てくるはずです。そうすると5分や10分で話はすみません。1時間2時間と相談時間は伸び、厳しい言い方ですが、会社側から見ると”業務に関係のない時間”が発生します。例えば、1人の従業員が2時間を週1回、上司に相談すると、年間で35万円ものコストがかかります。それ以上に本来その時間に生み出せるはずの価値を0にしてしまうという見えないデメリットもそこには存在します。

休職・退職→新しい従業員の採用・育成コスト
職場内で相談に乗るなどの対応をしても解決に至らず、時間が経つにつれて保護者が辛い状況に追い込まれていくと結果、休職・退職することに。その後、新しい人を採用するのに一人約100万円育成も含めると年間約150万円のコストがかかります

保護者の心の健康

保護者の心への影響についてアンケートをとるとこんな結果が出てきました。

さらに回答者を「お母さん」にしぼり、パートナーへの影響、つまり「お父さん」への影響について焦点をあてた結果が以下です。約4割のお父さんの心も不安定に。決してお母さんだけの問題ではないことがわかります。

子どもが不登校になったあと夫婦の間で連携がとれているかどうかを質問してみると、「満足に相談できている」と回答したのはたった2割、3組中2組の夫婦が連携がとれていないことがわかりました。

なぜ私たち民間のNPOが相談窓口をするのか

みなさんの中には、「子どもが不登校になったら、学校や教育委員会に相談するのが良いのでは?」と思う方も多いかと思います。実際に私たちの窓口を利用する方に「学校、教育委員会へ相談したことのある方のその満足度」について聞いてみました。

満足度は5段階評価で「2.43」。不登校を「親の子育てが間違いだった」と親の責任を問う言動や、学校に戻すことだけを考える教員・学校がまだ存在し、それに対して不安や恐怖を感じてしまう親子が多くいます。あるお母さんは「毎朝、学校に欠席の連絡をするのですが、最近は電話を持つ手が震えてしまいます。朝が怖くて、夜も眠れなくなってきました。」そんなことをおっしゃっていました。

実は2017年に「教育機会確保法」という法律が施行され、文部科学省も学校以外の学びの場を重視する姿勢をもつようになってきています。学校に戻すことだけを正解とせず、学校以外の場の利用を含めた「社会復帰」を念頭において支援することを法律で定めているのです。現実にはこの法律や考え方が現場に浸透しておらず、学校復帰を前提とした支援姿勢から、より子どもが社会から孤立し、ひきこもることにつながってしまっています。

一方で学校の中に焦点を当ててみると「教員の働き方」という課題が見えてきます。実は精神的な病を理由に休職をした教員が過去最多。教員にも余裕がなく、子どもたち一人ひとりに目を向けられなくなっている現状があります。

こうした背景もあり、私たちは2020年5月から【子どもの不登校に悩む保護者向け無料LINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」】を運営しています。

全国から4,000名以上の保護者が登録するLINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」。私たちが保護者のみなさんの安心と社会とのつながりをつくります。

私たちはコロナ禍がスタートした頃、2020年5月に子どもの不登校に悩む保護者向けに、無料LINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」をオープンしました。(この窓口は、お父さんでも相談可能です。)
オープンから4年が経った今、登録者は全国47都道府県に分布し、4,000名を超えています。

お母さんのほけんしつの満足度は、5段階評価で「3.74」。実際に利用した方からはこのような声もいただいています。

 メッセージのやり取りの中から、回答して下さる方の誠実さが伝わり、とても親身に相談に乗って下さるので、ここでは何でも聞いてもらえるという安心感をすごく感じました。

心に沸く様々な感情、耐え難い思いを吐き出すことで、自分自身の心が少しずつ整理され、おかげさまで落ち着きを取り戻すことが出来ました。

また、電話相談を提案して頂き、子ども本人が電話で相談に乗って頂いたことはとても大きな出来事でした。 お陰さまで親子共に、しんどい時期を乗り越えることができました。 どれだけ勇気づけられたことか…感謝の気持ちでいっぱいです!!

 私自身の感情の波、子どもの心の不安定さや言動、考えなきゃいけないこともたくさんあり、母親である私が急に涙が流れてくることも多々ありました。お母さんのほけんしつは、そうなったときにでもすぐに書き込むことができる心強い味方です。

スクールカウンセラー、臨床心理士、他にも相談しましたが、どこも月1回で時間制限があります。「今言いたい!今聞いて欲しい!」ここではそんな爆発した感情をリアルタイムで伝えることができて助かっています。その後の返信が的確にもらえて安心しますし、そう思っていたのかと自分を振り返ることもでき、私にとって伴走者という位置づけになっています。

 不登校を繰り返している最中に主人の転勤で引越し、兄弟のもう1人も不登校になり、母である私の心がズタズタになってしまい、子どもに感情的になってしまうこともありました。

そんな中、お母さんのほけんしつを知り、ラインさせてもらいました。長々と辛いと思う気持ちを書きました。

返事が来た時に1人ぼっちではない気持ちになれました。何ひとつ否定せずに、「頑張ってきましたね」と私の事をねぎらってもらい、涙がでました。話を聞いてもらうのがどれだけ心強く、支えになるか。不登校への知識理解がある方からの言葉は本当に救われました。

共感、寄り添いをベースにし、「子育てに伴走する」というスタンスを大切にしていることもあり、私たちの窓口は高い評価をいただいています。

相談に行っても残念な対応をされ、その繰り返しを経験することで”相談疲れ”し、孤立してしまう親子が多くいます
学校や教育委員会、行政も適切な支援が難しいのが現状です。

制度からこぼれ落ちている親子が大勢いるのです。
私たち民間だからこそできることがあります。

『子育てのほけんしつ』を導入することで、企業内では下のような変化が起こります。

またこの事業を通じて企業のみなさんと連携することで、社会をまた一歩推し進めることができると思っています。

現代では、お隣さんと挨拶もしなくなり、”ご近所さん”という考えも薄まり、地域の関係性の希薄化が顕著になってきました。
女性の社会進出が進み、共働き世帯も増え、子どもが親と関わる時間が昔と比べて減ってきています。

現代社会においては、日常の中で子どもに関わる大人の目と手が減ってきてしまっているのです。そうすると子どもたちは困った時に

「大人はみんな忙しそうだし、我慢すればいいか」
「周りに迷惑かけたくないから、自分でなんとかしよう」

そうした”我慢”や”孤立”が当たり前になってしまい、困った時に周りを頼ることができなくなってしまいます
これを読んでいるみなさんは、多くの温かな人々に手を差し伸べられて今があるはずです。現代の子どもはそうした「周りの助け」を獲得しづらい社会を生きているのです。

私たちもいちNPOとして取り組んでいますが、まだまだ足りません。

ぜひ企業のみなさんの力を貸してください。

保護者のみなさんに手を差し伸べ
子育てによる親への負担を分け合い
一緒に子どもたちが当たり前に笑える社会をつくっていきませんか?

導入について

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
子育てのほけんしつは、企業様(もしくは労働組合などの団体様)より利用料をいただき、導入いたします。利用する従業員個人の負担をゼロにすることで、保護者は気軽に相談にたどりつき、スピーディーに支援にあたることできるのが1つの特徴となっています。

メニューは
①月額制のLINE相談支援
②不登校・子育てをテーマとした研修動画の提供
の2つとなっています。従業員数によって料金が異なりますので、お問い合わせください。

導入をご検討の企業・団体のみなさんはメールもしくは電話よりお問合せください。
メールの際は下記の項目を記入していただくようお願いいたします。
下にある当法人代表土橋優平(どばしゆうへい)のSNSや電話へ、直接お問合せいただいても構いません。

  • 企業・団体名
  • 担当者名
  • 担当者部署名
  • 担当者連絡先(電話番号、メールアドレス)
  • 「子育てのほけんしつについて」という旨もお伝えください。

npokeydesign@gmail.com
TEL:080-1853-6296

「導入を検討したい。でも数的根拠がほしい」

ここまで読んで、”不登校離職”という社会問題についてご理解いただけた方は多いと思います。

ただし「会社として予算を組むとなると根拠がほしい」というのもリアルな声としてあります。
ぜひそうした方は、まずは社内でアンケートをとりませんか?

20人の従業員のうち、1人でもそうした悩みを抱えていたら?
100人の従業員のうち、5人、そうした悩みを抱えていたら?

この”不登校離職”の課題の大きさ、そして”親のほけんしつ”の必要性を感じていただけると思います。

「アンケートをとりたい」方もぜひ上の連絡先へお問合せください。

アンケートの取組をはじめ、”不登校離職”解決のために、不登校専門オンライン家庭教師「夢中教室」と連携して取り組んでいます。(累計300名を超える児童生徒の利用、全国に約70名の先生) 詳細はこちら

運営法人について

私たちキーデザインは、2016年に設立された、栃木県を拠点に活動するNPO法人です。
「ひとりにならない社会」を目指し、不登校をテーマに孤立する親子の支援をしています。

栃木県内にフリースクールを2拠点、県内各所にて不登校専門の家庭訪問、不登校ポータルサイト「たより」、そして全国を対象とした保護者向けの無料LINE相談窓口「お母さんのほけんしつ」などを運営しています。

法人名特定非営利活動法人キーデザイン
設立2016年11月
代表代表理事 土橋優平
住所登記住所:
〒320-0862 栃木県宇都宮市西原1丁目3-4 とちぎユースサポーターズネットワーク内
※「とちぎユースサポーターズネットワーク」とは別組織です。

事務所: ※郵送物はこちらへ
〒320-0837 栃木県宇都宮市弥生2丁目8-8
Webサイトhttps://www.npo-keydesign.org/
メディア実績新聞社:下野、毎日、朝日、産経、読売、東京、デーリー東北
テレビ:NHK「おはよう日本」、青森テレビ「わっち」、NHK宇都宮「とちぎ640」
webメディア:Yahoo!ニュース、ハフポストジャパン、不登校新聞、日本教育新聞
その他:週刊女性、ジャーナリスト堀潤YouTubeチャンネル「8bitNews