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お母さんお父さんの不登校手記006_原因を探ることよりも大切なこと

不登校手記キャッチ006

みなさん、こんにちは。たより編集部です。

今回は、お母さんお父さんから届いた手記をご覧ください。

「子どもが不登校になった」

そんな”まさか”の出来事にでくわし
様々な苦労を経験してきた
お母さんお父さんが全国に大勢います。

時間を経て、多くの人と出会い
様々なことを学び、感じてきたからこそ
伝えたいことがある。

そんな先輩たちの手記です。

1人でも多くの、今も悩むお母さんお父さんに届きますように。
そして微かでもいい。
みなさんの心に、安心や希望が宿りますように。

Sさん(お母さん) /栃木県栃木市・子ども2人(女子、女子)

現在高校2年、中学2年の女の子がいます。

高校2年生の子は今は通信制高校に通学していますが、学校に行けない時期がありました。

元々、真面目で繊細な子どもだったので幼稚園でも小学校でも頑張っていたようです。小学校に入ってから時々頭痛や腹痛で休んだりはしていましたが、学校に行きたくないとは言いませんでした。

親も子も学校に行って当たり前と思っていたので、言い出せなかったようです。

中学校に入り繊細さも増し休みがちになりました。

その都度休みの連絡をするのですが、私自身がつらく

「来週の◯曜日△時間目と□曜日✕時間目に登校します」
「今週は◯曜日△〜□時間目に来ます」

と先生に伝えてくることを提案し、登校する日は自分で決めてもらうようにしました。

中学2年生の3学期には全く行けなくなり、子どもの希望で精神内科に通院し始めました。

その当時の子ども談

耳鳴りがずーっとしている
誰かが悪口を言っている(幻聴)
人の目が見れない(友達も無理)
人と話せない
人混みがイヤ
色々考えて寝られない
朝起きられない(21時には寝てました)
お風呂に入りたくない(疲れるから)
やりたいのにやりたくない(前日用意までしているのに朝には行きたくない)

うつ気味で、いわゆる統合失調症でした。

ほんのり傷がつく程度ですがリストカットも2回しており、子どもだけにしておくのが不安な時
期もありました。

そんな時も
「どうしてそんな事したの!」
と責めることはしませんでした。

「痛くなかったの?」とだけ聞きました。

後にその時の気持ちを聞きましたが

どうしてやったのかわからないんだよ〜

とのこと。
「あの時はどん底だったね」と今では笑って話します。

中学3年生の 2 学期頃には高校へ進学する目標ができ、時々登校するようになりました。

そんな時も先生や友達は「◯ちゃ〜ん♪」と手を振ってくれ、自然と迎えてもらえたのが
よかったと言っていました。

休んでいることに触れず接してもらえた事に感謝しています。

まだ通学や外出は薬なしには無理ですが、理解ある所でアルバイトもしています。
学生ボランティアにも参加しています。
「できる事をやればいいよ」と言ってもらえて本人はとても楽なようです。

今は親子共々笑顔になる事を心掛けています。


記事協力:コドモノミカタねっとわーく

手記を募集しています

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
どのように感じられたでしょうか。

みなさんの中に、子どもの不登校に悩む全国の保護者の方へメッセージを届けたいという方はいませんか?
よければ、力を貸してください。

一番つらいのはひとりぼっちでいるとき。
身近に誰も味方がいないとき。
誰も理解してくれる人がいないとき。

でもそんな状況でも、こうした全国の経験者がメッセージを届けてくれたら。
それはひとりぼっちの”そのひと”にとって、大きな大きな希望になると思います。

我慢していた涙を流すことができるかもしれません。

「もう少しやってみよう」と一歩踏み出すきっかけになるかもしれません。
「わたし、よく頑張ったよね」と自分を許すことができるかもしれません。
子どもの表情に目を向けることができるようになるかもしれません。

ぜひみなさんの力を貸してください。

かっこいい文章を書こうと思わなくていいんです。
素敵な文章を書こうと思わなくていいんです。
ありのままの、等身大のあなたの言葉を、ぜひ届けてください。

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