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お母さんお父さんの不登校手記008_「不登校」の捉え方が変わった

みなさん、こんにちは。たより編集部です。

今回は、お母さんお父さんから届いた手記をご覧ください。

「子どもが不登校になった」

そんな”まさか”の出来事にでくわし
様々な苦労を経験してきた
お母さんお父さんが全国に大勢います。

時間を経て、多くの人と出会い
様々なことを学び、感じてきたからこそ
伝えたいことがある。

そんな先輩パパ、ママたちの手記です。

1人でも多くの、今も悩むお母さんお父さんに届きますように。
そして微かでもいい。みなさんの心に、安心や希望が宿りますように。

体裁や世間体が気になっていた不登校初期(Nさん・お母さん)

我が子が不登校になった当初、一番苦しんでいるときに、私は味方になってあげられませんでした。むしろ、体裁や世間体を気にして、学校へ行かせようとしていました。
今でも後悔しています。

今だから言える(分かる)のは、子どもには時間(充電期間)が必要だということ。
傷ついた心が癒やされる時間、疲弊して倒れていたところから立ち上がるための時間、目の前に広がる荒野のどの方向へ行くかを決断する時間。

その充電期間に、子どもは驚くほど成長します。

その間、学校に行っていなくても、誰に言われたわけじゃなくても、大人になる準備を自分で進めていくことができるなんて、本当に子どもって素晴らしいです。

その間、どうしても必要なのは、周囲がその子を“肯定的なまなざし”で見守ってあげることだと思うんです。

自分の心配や価値観や希望は脇に置いて

ありのままの子どもを認めて、成長していくことを信じる!

これに尽きると思います。
と言っても、渦中にいるときは私にとってとても難しかったことですが。

子どもの不登校で気付いたこと

今では、娘が不登校になってくれて良かったとさえ思っています。

娘も私もたくさん傷つき苦しみましたが、娘はそのおかげで他人の気持ちがわかるとても気持ちの優しい子に成長してくれました。不登校の間、他のご家庭ではありえないほど親子の時間を持つことができ、つらい時期を一緒に乗り越えたからこそ、今とても良い親子関係を築けていると思います。

不登校の賜物です。

もし不登校がなかったら、きっと今のような関係は築けてなかったでしょう。

私は相変わらず一方的に私の価値観を押し付ける親で、「勉強しろ」とか「学校へ行け」とか「なまけるな」とか言って、自分が良い・正しいと思う方へ娘を引っ張っていくような母親のままだったでしょう。

ありのままの娘を否定し、私が思い描く我が子の理想像へ作り変えようとしていたかもしれません。

今の娘の姿を、不登校当初の不安でたまらなかった私に見せてあげたいくらいです。

そして、「大丈夫だよ」と言ってあげたいです。
一番苦しいとき、誰も「大丈夫ですよ」と言ってくれる人はいなかったし、我が子にも「大丈夫だよ」と言って安心させてあげられませんでした。

しばらく経って、同じ悩みを持つお母さんたちや団体と繋がって、「大丈夫だよね」と励まし合えて初めて子どもに「大丈夫だよ」と言ってあげることができました。

今だから思う“不登校”とは

不登校=お先真っ暗”
ではなく、
不登校=自分が主役の人生の始まり”

今は心からそう思います。

娘が不登校にならなければ、娘も私も今のような価値観にも人生にもなっていなかったでしょう。学校に通っていたら、こんなに早い段階から自分探しができる時間は持てませんでした。

もし、自分のお子さんが不登校になってしまい、悩んでいる親御さんがいたら、

「大丈夫ですよ。不登校になっても最高に人生を楽しんでる子がいますから!」
と言って励ましてあげたいです。


記事協力:コドモノミカタねっとわーく

手記を募集しています

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
どのように感じられたでしょうか。

みなさんの中に、子どもの不登校に悩む全国の保護者の方へメッセージを届けたいという方はいませんか?
よければ、力を貸してください。

一番つらいのはひとりぼっちでいるとき。
身近に誰も味方がいないとき。
誰も理解してくれる人がいないとき。

でもそんな状況でも、こうした全国の経験者がメッセージを届けてくれたら。
それはひとりぼっちの”そのひと”にとって、大きな大きな希望になると思います。

我慢していた涙を流すことができるかもしれません。

「もう少しやってみよう」と一歩踏み出すきっかけになるかもしれません。
「わたし、よく頑張ったよね」と自分を許すことができるかもしれません。
子どもの表情に目を向けることができるようになるかもしれません。

ぜひみなさんの力を貸してください。

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素敵な文章を書こうと思わなくていいんです。
ありのままの、等身大のあなたの言葉を、ぜひ届けてください。

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